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(パリ日記つづき)

6月10日 オフの日がとれたので、朝はゆっくりリラックスしました。初夏のさわやかなお天気ともあって、セーヌ川沿い、エッフェル塔付近をゆるりと散歩。4時半に待ち合わせがあるので、がつんとした観光はやめときました。

TowerEffel.jpg

モンパルナスのホテルに戻るとほどなくして、
ルーシー・ギャレンさんが訪れました。彼女はオーストラリアの振付家。今年8月-9月にメルボルンで彼女の新作「Corridor」の製作に入ります。偶然にも、ルーシーもちょうどリサーチと休暇を兼ねて欧州旅行中。で、昨夜のFondation Cartierのコンサートも見に来てくださったんです。たまたまパリに居て会えるなんて、抜群のタイミング。

ホテルから歩いて5分のところにファンシーなレストランがいくつかありました。外の椅子に2人座ったら、優しい陽差しとやわらかな風を感じて、白ビールで乾杯。サイコーに気持ちいい。
メルボルンでの製作の打ち合わせもすこし始める。私はサウンドデザインを現地滞在で担当するので、ここでいろいろと話しができたのは、まことに都合がいい。

laRotonde.jpglucy.claudia.jpg


そこへ、仕事を終えたクラウディアも便乗することに。ラ・ロトンドで一緒に夕食をとることにしました。この赤壁レストランは、画家モディリアニも出入りしていた老舗だそうです。サーモンのグリルは胡麻焼きで醤油風味のソースにほうれん草添え。和風だけどあくまでもフレンチってとこが、美味でした、セボン!
イタリア人のクラウディアは、情熱家で茶目っ気があり周りを驚かせたり、呆れさせたりする。
オーストラリア人のルーシーは、冷静でいつも周りに気遣いを忘れず、社会的な視点を大切にする。
およそ対照的ともいえる2人の振付家。ほぼ同い年の女性同志がこんなところで3人出会っているのは、なんだが運命的な感じさえしてきます。



ホテルからモンパルナスの墓地も散歩コース。(写真右:ゲンスブールのお墓)
モンパルナスには、いくつかクレープの老舗がある。茶色い生地で五角形に折りたたんで焼いたクラシックなもの。ご存知のとおり、中身にはチーズ、タマゴ、トマト、ハムなんかを好みでオーダーできます。ビールとアップルジュースを混ぜたような飲み物、あれ、何て言うんでしょうか?クレープと相性が良かったです。

crape.jpgGainsbourg.jpg


今回は食も楽しめたし、4日間だけど、なかなか濃厚なパリ滞在でしたね。



※某日記サイトに友人からレスいただきました↓

Q: ビールとアップルジュースを混ぜたような飲み物、あれ、何て言うんでしょうか?

A: それは、ノルマンディー名物(ブルターニュにもあります)、シードルcidre ですね。ゲンズブールのお墓、昔私も行きました。あの頃はなぜかメトロの切符が山ほど墓石に並べてあったのですが、さすがに今はなさげですね。

コメントありがとうございました!!
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HACO
歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。

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