7月31日、山口にルーシーとダンサーと共に移動。山口情報センター(YCAM)でレジデンス制作をするためです。
わたしは昨年夏にYCAMでサウンドワークショップとレクチャー&コンサートをさせていただいたこともあり、気心の知れたスタッフに再びお会いするのも楽しみでした。ありったけの音素材をノートパソコンに入れてきたけど、行きの新幹線の中でも、耳穴式バイノーラル・マイクでこっそり録音する。トンネルを抜けるときの轟音は、ミチの恐怖をいだくシーンにぴったりだと思って。
会場YCAMに到着して、すぐに今回の舞台制作スタッフとミーティング。そのあとホテルへ。
8月1日〜5日、スタジオA、本番と同じステージでクリエーションができるのです。わたしは楽屋の一室にモニター・スピーカーを用意してもらい、並行して音楽づくりを進めます。楽屋にはステージ・モニターやインターネット回線も完備、なんとすばらしい作業環境でしょう。
一個の石ころを指ではじいた音源を使って曲をつくってみた。ジュンのウイットにとんだしゃべり方がマッチした。
ミチのソロで、虫が躰をはっていくように指先を動かすジュン、これを虫ずがはしるというのだろうか(笑)。カットアップされたサウンドからうって変わり、ヒップホップで踊り出すミチの姿がキュート。動きから触発されて音をつくる場合もあるし、逆に音から動きがつむぎだされていく場合もあります。
ステージ・モニターで観ていると、ダンスの方もどんどん新しい振りがついているようで、まさに同時進行。
8月6日、オフの日。皆で車に乗って秋芳洞までドライブ。ひんやりとした大洞窟の中で神秘的な鍾乳石を体験したら、連日の疲れも吹き飛びリフレッシュ。帰りに五重塔の瑠璃光寺も観光し、一日羽根をのばしました。
8月7日〜9日、ユメコさんが京都からYCAMに到着。さっそく舞台に物をセットしてみます。ステージ上に配置された複数の白い靴下、はし、スポンジ、大根、花、石、色紙、トイガン、サングラスなどなど、インスタレーションのようで見栄えが良かった。並べられた状態を実際に目にすることができて、読みがあたったのか、ルーシーは上機嫌です。
わたしの方は新しいセクションの作曲にどんどん手をつけてく。長時間インタビューの言葉を編集するだけでも相当に時間がかかるので、じつはホテルに帰っても内職していました(笑)。細かい作業だけれど音楽として組み上げる過程はほんとうに楽しい。以前にドイツ放送のためにラジオドラマの音楽制作した感覚を想い出しました。
ミチとジュンが最初に出会った時のお互いの印象を語る最終章。「マネキンの右腕をさがしていたらしい」というエピソードを元に、ルーシーは振りを考えつきました。2人が一体になって、延長されたもう一本のマネキンの腕を演じる。あと、最初に見たときのインパクトが忘れられないのが、アンパンマンの人形を使ったシーンで、呪いの術みたいにコミカルに躰を痙攣させるところ。
8月10日、山口でのリハーサル最終日、ついに全セクションの音楽がほぼ完成。あわててCD-Rに全曲焼きつける。
夕方には、YCAMのスタッフの皆さんに作品を通しで観ていただく。今の段階で意見や感想をもらって、また京都で続きをやるというわけです。
わたしは昨年夏にYCAMでサウンドワークショップとレクチャー&コンサートをさせていただいたこともあり、気心の知れたスタッフに再びお会いするのも楽しみでした。ありったけの音素材をノートパソコンに入れてきたけど、行きの新幹線の中でも、耳穴式バイノーラル・マイクでこっそり録音する。トンネルを抜けるときの轟音は、ミチの恐怖をいだくシーンにぴったりだと思って。
会場YCAMに到着して、すぐに今回の舞台制作スタッフとミーティング。そのあとホテルへ。
8月1日〜5日、スタジオA、本番と同じステージでクリエーションができるのです。わたしは楽屋の一室にモニター・スピーカーを用意してもらい、並行して音楽づくりを進めます。楽屋にはステージ・モニターやインターネット回線も完備、なんとすばらしい作業環境でしょう。
一個の石ころを指ではじいた音源を使って曲をつくってみた。ジュンのウイットにとんだしゃべり方がマッチした。
ミチのソロで、虫が躰をはっていくように指先を動かすジュン、これを虫ずがはしるというのだろうか(笑)。カットアップされたサウンドからうって変わり、ヒップホップで踊り出すミチの姿がキュート。動きから触発されて音をつくる場合もあるし、逆に音から動きがつむぎだされていく場合もあります。
ステージ・モニターで観ていると、ダンスの方もどんどん新しい振りがついているようで、まさに同時進行。
8月6日、オフの日。皆で車に乗って秋芳洞までドライブ。ひんやりとした大洞窟の中で神秘的な鍾乳石を体験したら、連日の疲れも吹き飛びリフレッシュ。帰りに五重塔の瑠璃光寺も観光し、一日羽根をのばしました。
8月7日〜9日、ユメコさんが京都からYCAMに到着。さっそく舞台に物をセットしてみます。ステージ上に配置された複数の白い靴下、はし、スポンジ、大根、花、石、色紙、トイガン、サングラスなどなど、インスタレーションのようで見栄えが良かった。並べられた状態を実際に目にすることができて、読みがあたったのか、ルーシーは上機嫌です。
わたしの方は新しいセクションの作曲にどんどん手をつけてく。長時間インタビューの言葉を編集するだけでも相当に時間がかかるので、じつはホテルに帰っても内職していました(笑)。細かい作業だけれど音楽として組み上げる過程はほんとうに楽しい。以前にドイツ放送のためにラジオドラマの音楽制作した感覚を想い出しました。
ミチとジュンが最初に出会った時のお互いの印象を語る最終章。「マネキンの右腕をさがしていたらしい」というエピソードを元に、ルーシーは振りを考えつきました。2人が一体になって、延長されたもう一本のマネキンの腕を演じる。あと、最初に見たときのインパクトが忘れられないのが、アンパンマンの人形を使ったシーンで、呪いの術みたいにコミカルに躰を痙攣させるところ。
8月10日、山口でのリハーサル最終日、ついに全セクションの音楽がほぼ完成。あわててCD-Rに全曲焼きつける。
夕方には、YCAMのスタッフの皆さんに作品を通しで観ていただく。今の段階で意見や感想をもらって、また京都で続きをやるというわけです。
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歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。
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