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10月19日〜28日、メルボルン・インターナショナル・アーツ・フェスティバルに参加しました。
日豪交流ダンス・プロジェクト - AJDX の『Lucy/Kota』四回公演。
この夏のクリエーション、京都・山口公演を経て、メルボルンが最終舞台となります。
わたしは毎回の公演でコンピュータを演奏していました。
愉快なダンス・チームとの渡豪の旅日記です。
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18日の夜便、2人のダンサー、ミチとジュンと一緒に関空を発つ。
離陸の時こそ、ちょっと飛行機恐怖症のミチの手を握りましたが、飛行機はがらがらに空いていたのでだったので、横になったりけっこうくつろげました。
19日早朝にブリスベンで入国審査、国内線に乗り換えメルボルンへ。

サウスバンク地区にあるホテルに到着するやいなや、フェスティバル関係のプロデューサーやスタッフと顔を合わし、さっそく会場のあたりを見てまわる。
アーティストや関係者用に配布される布鞄の中身を見てみると、Tシャツ、バッジ、プログラム、パスカードなどなど、フェスティバルのグッズが入っていました。うれしい!
フェスティバルのダンス公演は、主にアーツ・センターとCUBマルトハウスの中にある大・中・小の会場で開催されています。
音楽のイベントのためにスピーグル・テントも仮設されていて、プログラムも盛りたくさん。
すべてホテルから歩いて10分ほどの範囲内にあるので、何かと便利です。
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晩には、我がチームの振付師であるルーシー・ギャレンの新作「Structure and Sadness」を3人こぞって見に行く。
会場メーリン・シアターのロビーですぐにルーシーを見つけて、抱き合い喜びを分かちあいました。夏の日本公演以来、一ヶ月半ぶりの再会です。

作品の方は、1970年に建設中だったウエスト・ゲイト・ブリッジの崩壊事故による悲劇を題材にしたダンス。木の板を積み木のように床に並べたり、組み上げられたりが、ステージ上で象徴的にくりひろげられる。6人のダンサーの身体もパズルのように、また工事現場の労働者の状況を思い描くように絡まりながら動いていく。鉄板のシーソーを使った演出、女性ならではのきめ細やかな視線が生きた作品でした。今夏に来日したベン・コブハムのセット&ライティング・デザインのセンスもさすがです。

振付家ルーシーの地元人気は確かで、この公演も盛況でしたが、もう一つ小さな劇場で公演される『Lucy/Kota』のチケットも早々とソールドアウトになっていました。友人のチケットさえもキャンセル待ちなど、入手困難な状況でした。
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HACO
歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。

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