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大阪で毎月1回のペースで行われている音のワークショップ「ポジティブシンキング」
今回は即興の進行役をつとめさせていただきました。

日時:2010年1月22日
●ゲスト・ファシリテーター:Haco
会場:中崎町common cafe (大阪)

「ポジティブシンキング」の企画人、森山ふとしさんのページでは、音付きレポートもアップされています。
この人気企画、毎回大勢の参加者で賑わうそうです。通常は楽器のみでの参加に限るとのことですが、今回はわたしの希望で、楽器以外 (音のでるオブジェ、声、身体の動き、映像)の方の参加も可能ということで募集しました。とくに、映像を入れると、普段の即興感覚とは違うものを発見してもらえるのではないかしらと考え、映像アーティストの田尻麻里子さんに声をかけ、ゲストで特別参加していただきました。


vm.yamamoto-san.jpg     kanta-kun.jpg

左:トイギターやコンパクトなエフェクターを組み合わせた自作楽器を演奏するヤマモトさん。
右:おもちゃの太鼓や湯たんぽで組み立てたミニドラム・セットを持ち込んだカンタくん。5才にしてフリー・インプロバイザー。すごい!お父様はローディーと撮影係に徹していらっしゃり、なんとも微笑ましい。

まず自己紹介的なソロを回して始まったのですが、「みんな自分の世界があるのですね!」

mariko-san.livecamera.jpg   camera.posithin2.jpg   camera.posithin1.jpg

田尻さんのライブカメラの映像が壁に映し出され、1分沈黙してから、全員に自分のなかでいちばん小さいと思う音を出してもらいました。なんか、いい雰囲気でてきましたよ。田尻さんはビデオカメラの前でオブジェと指を使って即興映像をつくりだします。今夜は紐や糸のネタが多く、やはり彼女ならではの繊細でオーガニックな感触です。

session4.jpg   session1.jpg   hoshino-san.jpg

トイ・デュオ、ギター・トリオ、サックス・キーボード・ドラムのトリオ、いろんな形態でセッション。
他の人の音によく耳を傾けているのが分かります。それに開放的。突然、キーボーディストが朗読調の言葉をピリリと取り入れたりしたかと思えば、パーカッショニストが反応してごろんと寝っ転がっちゃったり。そりゃ意表をつかれましたよ、恐れ入りました。

映像を見ながら、デュオで回す。
映像にツボを刺激されてか、薄暗闇がアドレナリンを放出させるのか、森山さんによると「数名の人達はいつも以上にハジけていたようです」とのこと。

最後に全員で (わたしも加わって) セッション。
ギター&ヴォーカルのウマモさんが即興で歌を作って、動き回りました。なにやら意味不明、だけどおもしろいゾ (笑)。それにしても、皆なかなかの芸達者。映像に、声とか身体の動きも加わり、驚くほど濃い時間のなかに居ました。

tomoe-san.jpg   session3.jpg   umamo-san.jpg

「高校生の時にアフター・ディナーのファンでした」と声をかけてくださったホシノさん、なにかの影響を与えていると考えるとコワイ (笑) ような気もしますが、とっても嬉しかったです。

今回のワークショップは予想をこえた発見がありました。
このシリーズを2年間続けている森山ふとしさん、誘っていただきほんとうにありがとうございました。
こんなに不思議で愉快でポジティブな人達が集まってくるのも、きっと彼の人徳なのでしょうね。
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HACO
歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。

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