長らく日記の更新を怠っていました、ので、以前のライヴの手前みそなレポートをします。


●BRIDGE NEW MUSIC SERIES 11月27日
「ELECTRONIC VOICES」
出演：
イクエモリ (ラップトップ)
巻上公一 (声、テレミン、口琴）
HACO （声、エフェクト）
内橋和久 （ギター、ダクソフォン）


イクエさんに会うのは、Synapseのアルバム「RAW」の録音以来じゃないかしら。NYのトニックでライヴやったきりですね、
時のたつのはなんと速いことでしょう。年をとるのもねー。

前半はイクエさんと各デュオの構成。後半は4人で即興。
わたしはヴォイス&エフェクトで、「RAW」の歌メロも挿入してみました。
4つのマルチトラックを走らせてるかんじもありましたが、有機的に時々にじりよってくる、くねくねしたところがかなりおもしろかったです。
イクエさんは、巻上さんの声とわたしの歌の両挟みにあい、奇妙なステレオ感を味わいながらのラップトップ演奏。
彼女のJitterで作った新アニメーション作品見たかったな〜。お手製のベストが素敵でした。
ばりばりのニューヨーカーだとは思えない大和撫子なお姉さんです。

巻上さんの必殺口琴がすごかったです。
スライド式で(トローンボーンみたいに)音程が変えられるんです。
倍音もそれに伴って変化するので、まるでエフェクターかけたみたいに聞こえる。
見た目はシュリケンか医療器具みたいで、めちゃくちゃ怪しい。
テレミンも巻上さんが奏すると声の延長のようでした。
わたしの歌の言葉や抑揚なんかが、巻上流にリバースされたみたいなからみ方が軽妙で、さすがでした。

内橋大将、あの気取らないキャラと瞬発力のあるしなやかな演奏はいつも、かっこいい。
いまやウイーン-東京在住、でもやっぱり大阪人、味な方なのです。