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「近代大阪映像探訪音楽会」のレポートです
●大阪・アート・カレイドスコープ 2007「大大阪にあいたい。」関連事業

日時:2007年3月16日
会場:大阪府立現代美術センター 展示室A

出演: 高岡大祐(チューバ) ヤニック・デュポン(打楽器) from ベルギー
     HACO(エレクトロニクス) 小島剛(コンピュータ)
     磯端伸一(ギター) ウォン・ジクスー(ヴォイス)

企画: NPO法人大阪アーツアポリア
協力: AHA![Archive for Human Activities / 人類の営みのためのアーカイブ] (remo)


いわゆる上映向けではなく、記録を目的として残されていた大阪の風景や風俗の映像。それに即興でサウンドトラックを付けようという、粋なイベントでした。画策した小島さんのみ映像をあらかじめ見ていて、あとの出演者はほとんどぶっつけでした。

後日、小島さんが日記に書かれているところによると、

映像の内容:

> ・ある時代の大阪の全景としての「大大阪観光(1937年)」
> ・あるモノに関する風景の歴史としての「大阪の道路事情にまつわるコンピレーション(戦後〜1970年まで)」
>・人に関するプライベートな風景としての「新世界に住むある家族の8ミリ記録(1970年頃)」

> の三本。それぞれポイントは人、モノ、時間をどう切り取るか。


「大大阪にあいたい。」展示室の白壁にそれらが映写され、いざはじまり、はじまり。
oosaka setting.jpgoosaka won.jpgoosaka won1.jpg

高岡さん、ヤニックさんはアコースティックな楽器の特性が強く、映像とすり寄りながら音楽の構成も変化していくかんじでした。チューバの音は動物の鳴き声みたいにユーモラスにも聞こえるもんですね。時にダイナミズムをつくりだす音と映像のかみ合わせがスリリングでした。
わたしはサウンドチェックの時に映像をちらっと見せてもらったので、雰囲気はつかめました。小島さんから前もって、すごくゆっくりしたテンポのテクノ調というオーダーがあったので、今回はラップトップ主体でいくことにしたんです。小島さんとのコンビネーションは道路建築の映像と相まって上手い具合にはたらいたと思います。映像を見ながら演奏するシチューエーションていうのは、自分も観客の一人になった気分で淡々とできて別の意味で楽しめるものです。この道路映像ライブを見て下さった友人アーティストのタジリさんは、『ゴダールの「彼女について私が知っている二、三の事柄」という映画を思い出しました。』とのこと、光栄です!
ウォンさん、磯端さんは、ファミリー映像に似非弁士のようなウォンさんの語りで爆笑。磯端さんのギターは端正ながら、叙情的なものも漂わせた探りの入れ方が絶妙でした。

珍しい大大阪の記録映像と即興の企画はうまくはまって、ご来場いただいたオーディエンスにも好評でした。こういう試みの映像ライヴ、ぜひまたやっていただきたいものです。
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HACO
歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。

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