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ぼちぼちにソロアルバム「Riska(仮タイトル)」のレコーディングを進めています。その間、コラボレーションや他のプロジェクトが入ってきたりするので、なかなかこれだけに専念するのは難しいのですが、焦らずじっくり制作していきたいと思っています。もうアルバム分の曲数は揃ったのではないかしら。歌詞とメロディをだいたい同時に作って、基本コードやパート譜を書くこともあります。ガイドとなるトラックを作成したら、いよいよ拙メスカリーナ・スタジオに大好きなゲスト・ミュージシャンをお迎えして、一緒に録音するのが心ときめく時間です。




ezaki1.JPG3月19日、江崎将史さんがトランペットをもって来訪。彼は六甲付近に在住なので、西宮は近所といえますね。江崎さんには4曲に演奏をお願いしたところ、いろいろとアイディアをもってきてくださいました。
「No Envy, No Meanness」は、溜息まじりのヴォーカルに薄いリズムが刻まれていて、空虚なかんじなんですが、この曲こそは彼のトランペットがぴったりくるんじゃないかとイメージしていたんです。江崎さんのミュートして吹く「プーーー」っていう一音は、まるで書道の筆で「一」の字を墨で書くようなのです。まず白紙に筆を落とすところに意識を集中し、筆をひっぱって、止めるまでの凝縮した時間に似ています。本人にそのつもりはないんでしょうが、あえて文字にしてみるとそういう風なニュアンスかな? 後半はそんな音が複数重なり繰りかえされるようにしました。これは予想どおりにめちゃくちゃハマりました。ウルトラミニマルな音響ともいえるのに、わたしの声と組み合わさると、なんだか幼気なふうにも聞こえてしまうから不思議なのです。

ezaki.cd.JPG「高圧線」という曲のイントロでは、彼はトランペットの朝顔をCDのディスクで塞いで吹いてみました。わたしが「CDのサイズと口径がぴったりなのね〜」と感心すると、「あっ、そういえば、気づかなかった」と彼は応えて、ベッ、、ブヒィ、、ベッ、、となさけない動物の鳴き声か壊れたダブルリード民族楽器のような音色を発しました。音の出にくさがミソのようで、ユニークな奏法です。また間奏では、大きめの空き缶のオブジェの擦音とコッ、コッというノイズをアンビエントなかんじで鳴らしてくれました。

あと2曲はアドリブフレーズものもあって(最近の彼っぽくない)、 こんなの頼んでヨカッタかなー?と心配したんですが、「ぞ〜んぶんに愉しみました」と江崎さんはふんわりと微笑しました。





自宅スタジオのいいところは、リラックスできてすぐお茶の間ばなしが始まるところですね。時々、しゃべりすぎて時間を忘れてしまうこともあるのですが(苦笑)。この日も「10年前の地震(*注:1995年1月17日 午前5時46分 兵庫県南部地震) の時にどうしてた?」っていう体験談から、ミーハーな音楽談義まで、話題にはことかきませんでした。晩ご飯も一緒に食べにいって飲んで、「おたがい生きててよかったねー。こうしていいレコーディングできるなんて幸せ 」と心のなかで素直に喜ぶ。

彼はヘンクツな音楽ばかりを聴いているわけじゃないってことが分かりました。おまけに、うちからグレートフルデッドとジョン・フェイフィのDVDを借りて帰ったし。「また夜なべして観てるんじゃないかしら?」と勘ぐっていたら、案の定こんなケータイ・メールが届きました。「もう瞳孔ひらきっぱなし、で寝れなかったです」だって。やっぱりね、江崎くんらしいわ〜。じゃっ、そのうちまたメスカリーナ・スタジオに遊びにきてくださいよね!
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HACO
歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。

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