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〜新しいもの〜

今月は次作のソロアルバムに向けて、主にラップトップでしこしこ作曲していました。
オーガニックなラップトップ・ミュージック(アンビエント、グリッチノイズも含めた)、エレクトロニカ+歌の新曲集になる予定。
まだ骨組みたいなものしかないのですが、曲ネタはけっこう仕込みましたね。

そうこうしているうちに、ノルウェイの音楽家Phonophani (aka. エスペン・ソマー・エイド) さんから届いたメール。以前、彼のソロアルバムのためにヴォーカル・トラック「Gubijinso (仮名) 」を寄贈しました。「あれね、こういう方向性でアレンジしてるんだけど、どう?」と書かれてあって、メール内のサイト・リンクをクリックした途端、自動的にmp3のダウンロードが始まった。まったくサイパーテクノロジーに精通している人って、こんなマジックをいとも簡単にやってのける (わたしが疎いだけかもしれないけど..)。サウンドファイルをさっそく聴いてみたら、うふふ、おもしろいじゃないの。まるでゲームセンターのようなエレクトロニクス色の強いサウンドが、複数のヴォーカル・トラックと共存している。Max/MSP遣いでどちらかというとアヴァンギャルドな電子音楽家の彼は、ALOGというユニットでノルウェイのグラミー賞エレクトロニカ部門に本年度ノミネートされたそうです。本人たちもちょっと驚いているようす。

そうだ、いいことを思いついた!逆コラボを提案してみよう。こんどは、わたしのソロアルバムのために彼をゲストとして1曲エレクトロニクス・トラックを委嘱させてもらえないかしら?
さっそくメールを送ると、即答で「Yes!」のお返事をいただいた。
どういう展開になるのかまだ予想はつかないけれど、日本-ノルウェイの遠距離コラボレーションは続行中です。



〜古いもの〜

10年間というもの、レコーディング専用機として愛用してきたデスクトップPower Mac G4の駆動ノイズがかなり耳障りになってきた。とくにヴォーカルや生楽器などのマイク録りで深刻な問題です。真夏なんて、本体の加熱に応じて内部ファンが掃除機なみの轟音を発します。せめて、ゴーゴー、ブーンブーンという種類の騒音から、サーサーという程度の動作音にならないものだろうか?

静音化対策の第一歩は、冷却ファンの交換です。
オリジナルの2基から7基構成へと変更し、エアーフローの改善をはかりました。
main fan.jpgnakami.jpg


ところが、ハードディスクの共振音を含めて倍音のドローンがよけいに気になり始めた。
筺体内部の金属面が響板化しているらしく、G4デスクはまるで楽器なみに手強い相手だ。

black.pantsu.jpgそれにもめげず、制振・防音材を購入。
ゴム系で厚み1.5ミリの粘着シートをケース内の天板や共振しそうな金属板部分に貼ることにした。
外のケース側面にもぴったり貼りつけると、見た目がブラック・タワー!
不具合があればすぐ剥がせるように、保護テープを下に敷いているので安心(加工に2倍の手間がかかりましたが..)
気休め程度かな?と半信半疑でしたが、その効果はかなりなもの。
すっかり「大人しく」なったG4くんなのでした。

控えめな音量で音楽をかけていても、存在を忘れてしまえるレベルになりました。
動作チェックもいまのところ良好。



いちおう一件落着ですにゃ。

hashimoto sensei.jpg
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HACO
歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。

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