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V8010043.JPGベルゲンからオスロまでは飛行機で1時間弱、ちょうど大阪ー東京間というかんじです。でも列車で移動すると7~8時間もかかってしまうそうです。オスロの中央駅まで来ると、さすがにここは都会の匂い。人々のふるまいや、空気のにごりや、建物の景観なんかがです。5月31日にはオスロでソロ・コンサートをしました。Lars Myrvollという若手ラップットップ奏者が対バンです。会場は専門学校(カレッジ)の中にあるこじんまりしたシネマ・スペースChateu Neuf。複数の音楽家やエンジニアのチームが企画している自主イベントに、今回招かれました。まずはサウンドチェック。ここはサラウンドのシネマ音響が常備されているけれど、コンサート向きではないので低音スピーカーをわざわざ用意してくれたようです。スタッフは皆とても誠意があって、いいかげんなことは許されないようです。そして本番前に、この建物内に学生ラジオ局があるので、今晩のショーの宣伝兼ねて番組に出演してくれないか?と突然のオファー。わたしは疲れもたまってきていたので内心ヘコみましたが、ディスクジョッキーの人がすごくわたしの音楽に興味をもってくれて「ショーもぜひ見に行くよ」とのこと。だんだんと気分は高揚してきました。

さて本番。わたしはオスロでも二種類のパフォーマンスをすることにしました。
まず始めに「Stereo Bugscope」で、ラップトップ内部の電磁ノイズや発振音を2つのインダクティヴ・ピックアップを使って抽出するパフォーマンス。ビデオ・カメラでコンピューターのモニター画面と演奏者(わたし)の手元をねらい、リアルタイムでスクリーンに映し出されます。(資料参照: http://www.japanimprov.com/haco/hacoj/soundart/) 一部が終了すると「うお~」という声が会場からあがり、大半は若いオーディエンスに共感を呼んだようです。休憩をはさみ、二部では歌とラップトップのコンサート。このシステムにもだんだんと慣れてきて、歌いかたにもエレクトロニクスの操作にも余裕が生まれてきました。手応えのある瞬間です。コンサート終了後、持ってきた数種類のCDはまたたくまに売り切れてしまいました。

その夜には、港に停泊している船を改造したホテルに泊まりました。中央駅から歩いてすぐなので空港までのアクセスも抜群ということで、スタッフが手配してくれたんです。ノルウェイの5日間の旅は終わりました。ここではみんな驚くほど流暢な英語を話します。それでもノルウェイ語のヒップホップもあるそうなので、こんど聞いてみたいです。
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HACO
歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。

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