22日は夕方までスタジオでリハーサル。通しをステージ・マネージャーのフロッグに見せて、流れを把握してもらう。
本番の劇場ベケット・シアターは、京都や山口公演のステージより横幅が狭いので、足幅や数をダンサーの方で調整し直す部分もでてきます。舞台の空間をシュミレーションしながらの練習です。
晩はプレイハウスに、山崎広太/Fluid hug-hugの公演「Rise: Rose」を見にいきました。
雲のようにぶら下げられた綿にカラー・ライトがあたり、薔薇の花びらを散らした四角い小さな貯め水に、ぽたっ、ぽたっと水滴が落ちる。そんな微妙に変化するインスタレーションのような舞台装置の間で、3人のダンサーが連なったり、ソロをとったり、舞踏のようなだったりと、次々に動きを紡ぎ出していく。音響系のサウンドと同期するでもなく、展開するでもなく、ひたすら動きの妙のなかに漠とした時空間を見いだしていくような、そんな感想をもちました。
23日昼、わたしたちの公演「Setting」に欠かせない、ステージ・レイアウトの役をしているユメコさんが後追いでメルボルンに到着しました。彼女はJCDNのメンバーであり、通訳でも作品に貢献しています。チーム全員が揃ったところで、共同リハを開始。今回の公演では、ステージ上に置くスプーンやスポンジやバンドエイドにまで蛍光塗料を付けて、ブラックライトで浮き立たせてみたい、というルーシーの案。舞台で物たちが薄く光るようにアップグレードします。
赤レンガの会場マルトハウスの向かい側には、巨大な赤鉄の壁の建物でACCA(オーストラリアン・センター・フォー・コンテンポラリー・アート)があります。そこのロビー入り口の出店は、オーガニックなドリンクが売りものです。ルーシーに「ここのオーガニック・コーヒーが最高なのよ、安いのにね」と教えてもらったので、豆乳入りのカフェラテをオーダー。もう、やみつきになる味わいです。メルボルンはコーヒーがまろやかで美味なので有名です。飲み方もカフェラテ、カプチーノ、フラットホワイト、エスプレッソと、いろいろと種類をオーダーできます。
夕食には、ルーシーのオススメの中華料理レストランについていきました。皆でトラムに乗って、シティのチャイナタウンまでわざわざ足を伸ばす。そのかいあって、われもわれもと舌鼓をうちました。
ベケット・シアターでは、スタッフによって照明と音響機材の仕込みが朝から並行して進んでいます。
会場に入ると、4チャンネル用のリア・スピーカーがもう吊ってあり、軽く音だしもできました。音響担当のジェームスとざっとバランスをチェック。残り時間は、ダンサーの舞台位置に合わせて照明をあてる作業が深夜まで続きました。いよいよ、これが始まると身がひきしまる思いがします。
24日朝、PAの細かい調整をします。4チャンネルサラウンドにはちょうど手頃な大きさの会場でした。床や壁面などの材質が木なので、適度な反射とぬくもりのある音がします。ベースの帯域を持ち上げ、前後スピーカーの音量調節をしたくらいで、あっというまに好ましい音空間ができました。どこに座っても4チャンネルの効果は感じられ、実によくできた空間設計だと感心、小規模だけどスピーカーも良質なものを設備しているんだと思います。コンピュータのプログラムはぜんぜんいじらなくて済みました。ダンサーの足音を拾う床マイク、インタビューのシーン用のワイヤレス・マイクのチェックも終了。これでもう安心です。
照明のポイントや明度をチェックしながらの、リハ完了。
8時半から、同じマルトハウス内にあるひとまわり大きな劇場メーリン・シアターで、カナダのアーティスト、マリー・ブラッサ−ドの公演「Peepshow」がありました。
椅子に座り、ストーリー・テリングをする一人芝居。期待していたほど映像は使ってはいませんでした。モンスターの声と少女の声が切り替わるような演出。裏で音楽担当の人がMIDIキーボードでピッチを操作していたようです。怪しげでエロっぽい雰囲気はおもしろかったのですが、英語の語りを少しでも聞き逃すと、事のなり行きが分からなくなります。ステージでの動きがほとんどないため、途中で眠くなってしまいました。連日の疲れもあってのことか。
本番の劇場ベケット・シアターは、京都や山口公演のステージより横幅が狭いので、足幅や数をダンサーの方で調整し直す部分もでてきます。舞台の空間をシュミレーションしながらの練習です。
晩はプレイハウスに、山崎広太/Fluid hug-hugの公演「Rise: Rose」を見にいきました。
雲のようにぶら下げられた綿にカラー・ライトがあたり、薔薇の花びらを散らした四角い小さな貯め水に、ぽたっ、ぽたっと水滴が落ちる。そんな微妙に変化するインスタレーションのような舞台装置の間で、3人のダンサーが連なったり、ソロをとったり、舞踏のようなだったりと、次々に動きを紡ぎ出していく。音響系のサウンドと同期するでもなく、展開するでもなく、ひたすら動きの妙のなかに漠とした時空間を見いだしていくような、そんな感想をもちました。
23日昼、わたしたちの公演「Setting」に欠かせない、ステージ・レイアウトの役をしているユメコさんが後追いでメルボルンに到着しました。彼女はJCDNのメンバーであり、通訳でも作品に貢献しています。チーム全員が揃ったところで、共同リハを開始。今回の公演では、ステージ上に置くスプーンやスポンジやバンドエイドにまで蛍光塗料を付けて、ブラックライトで浮き立たせてみたい、というルーシーの案。舞台で物たちが薄く光るようにアップグレードします。
赤レンガの会場マルトハウスの向かい側には、巨大な赤鉄の壁の建物でACCA(オーストラリアン・センター・フォー・コンテンポラリー・アート)があります。そこのロビー入り口の出店は、オーガニックなドリンクが売りものです。ルーシーに「ここのオーガニック・コーヒーが最高なのよ、安いのにね」と教えてもらったので、豆乳入りのカフェラテをオーダー。もう、やみつきになる味わいです。メルボルンはコーヒーがまろやかで美味なので有名です。飲み方もカフェラテ、カプチーノ、フラットホワイト、エスプレッソと、いろいろと種類をオーダーできます。
夕食には、ルーシーのオススメの中華料理レストランについていきました。皆でトラムに乗って、シティのチャイナタウンまでわざわざ足を伸ばす。そのかいあって、われもわれもと舌鼓をうちました。
ベケット・シアターでは、スタッフによって照明と音響機材の仕込みが朝から並行して進んでいます。
会場に入ると、4チャンネル用のリア・スピーカーがもう吊ってあり、軽く音だしもできました。音響担当のジェームスとざっとバランスをチェック。残り時間は、ダンサーの舞台位置に合わせて照明をあてる作業が深夜まで続きました。いよいよ、これが始まると身がひきしまる思いがします。
24日朝、PAの細かい調整をします。4チャンネルサラウンドにはちょうど手頃な大きさの会場でした。床や壁面などの材質が木なので、適度な反射とぬくもりのある音がします。ベースの帯域を持ち上げ、前後スピーカーの音量調節をしたくらいで、あっというまに好ましい音空間ができました。どこに座っても4チャンネルの効果は感じられ、実によくできた空間設計だと感心、小規模だけどスピーカーも良質なものを設備しているんだと思います。コンピュータのプログラムはぜんぜんいじらなくて済みました。ダンサーの足音を拾う床マイク、インタビューのシーン用のワイヤレス・マイクのチェックも終了。これでもう安心です。
照明のポイントや明度をチェックしながらの、リハ完了。
8時半から、同じマルトハウス内にあるひとまわり大きな劇場メーリン・シアターで、カナダのアーティスト、マリー・ブラッサ−ドの公演「Peepshow」がありました。
椅子に座り、ストーリー・テリングをする一人芝居。期待していたほど映像は使ってはいませんでした。モンスターの声と少女の声が切り替わるような演出。裏で音楽担当の人がMIDIキーボードでピッチを操作していたようです。怪しげでエロっぽい雰囲気はおもしろかったのですが、英語の語りを少しでも聞き逃すと、事のなり行きが分からなくなります。ステージでの動きがほとんどないため、途中で眠くなってしまいました。連日の疲れもあってのことか。
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歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
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