2015年2月28日〜3月19日 ヨーロッパ・ツアーの写真レポートです。
Tour Dates✈Haco’s performances in Europe - February/March 2015
ソロ及びトリオ Mobile Radio Band(クヌート・アウフェルマン + サラ・ワシントン + Haco)にて、5カ国を巡りました。チューリッヒ (スイス)、ミュンヘン/ケルン (ドイツ)、ナイメヘン/ロッテルダム (オランダ)、ロンドン (イギリス)、ゲント (ベルギー) での11公演における旅日記。
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2月28日 前日に到着したスイスのチューリッヒ。小雨が降っているけど神戸よりも暖かい。防寒グッズを持ってきたのに拍子抜けした。オーガナイザーのフレディさんの温かいおもてなしと心遣いのおかげで、空の長旅の疲れも癒されました。会場はチューリッヒ市の中心部にあり、昔の軍用馬施設の一角を改装し再利用しているそうです。ツアーの皮切りは完ソロ・コンサート。歌&エレクトロニクスに映像 (田尻麻里子+Haco)も使います。
2セット70分の対バンなし (今回のツアーで最もセットリストに苦心)。ほぼ満席のお客さんが集まり、プリセール (3/31公式リリースを控えた) のCD「Secret Garden」も沢山買ってもらえました。おかげさまで、快調なスタートを切りました。
28th February - Kunstraum Walcheturm in Zurich - Switzerland
Haco solo http://www.taktlos.com/haco-solosecret-garden/
3月1日 チューリッヒから直行バスでドイツのミュンヘンへ移動。盟友サラとクヌート (Tonic Train) と合流。彼らとは、5年前にイギリスのバローとロンドンで、その翌年サンパウロ・ビエンナーレのラジオ・プロジェクトで共演し、トリオの名前はMobile Radio Bandと相成りました。3人の楽器がクセモノでして、サラはユニークな電子工作楽器を、クヌートはフィードバックをコントロールしトランスミッターも組み合わせて、私はコンタクトマイクで微細音を増幅したエレクトロニクスなどを奏します。旅の道連れができてひと安心。会場は、醸造所の地下貯蔵室を改装して再利用している。ボイス・パフォーマーのヤープ・ブロンクさんやウーマンズ・フェスティバルのディレクターが見に来て下さったり、次につながりそうな予感。
3月2日に、同じ会場でトリオのレコーディングをしました。今回ツアーのライブ録音も含めてリリースを目論でおります。
☞Blog: MUNICH March 2015 by Mobile Radio
1st March - Signalraum in Munich - Germany
Tonic Train (Knut Aufermann + Sarah Washington) / Haco / Mobile Radio Band (Knut Aufermann + Sarah Washington + Haco)
3月5日 ケルンに到着。会場はオープンスタジオとレジデンシーで運営されている白壁のスペース。天井の高いホワイエに4スピーカーを設置して、トリオのコンサート。この日は地元の作曲家やパリから来てくださったお客さまも。終演後にいろいろと話しの花が咲く。
☞Blog: COLOGNE March 2015 by Mobile Radio
5th March - Opekta Ateliers in Cologne - Germany
Mobile Radio Band (Knut Aufermann + Sarah Washington + Haco)
Playing underneath flying sculptures (photo: Georg Dietzler)
3月6日 オランダのナイメヘンにやってきましたよ。Extrapoolでソロ演したのは1999年のこと。感無量。ここのすごいところは、実験的ライブ・スペースであるとともに、シルクスクリーンの工房/製作としても段階的に成功を果たし、16年前のスタッフがいまだに働いていることです。移り変わりの激しいアートシーンで稀なケースです。今回オーガナイズしてくれたダニエラもアーティスト、教育者の一人。レネさんがGonzo (circus)誌にライヴ&レコ評を書いてくださいました。多謝!
☞Blog: NIJMEGEN March 2015 by Mobile Radio 3/6
6th March - Extrapool in Nijmegen - the Netherlands
Tonic Train (Knut Aufermann + Sarah Washington) / Haco
(photo: Danielle Lemaire)
3月7日 ロッテルダムのVrooomで、ルーカス・ジモニスさんに企画してもらったイベント。会場の内装はまさにブラック・チャーチというかんじでした。元教会だけに深い残響があります。
7th March - Vrooom in Rotterdam - the Netherlands
Beequeen + Sarah Phelan & Eva Bowan / Mobile Radio Band (Knut Aufermann + Sarah Washington + Haco) / Sinta Ruqyay Yuyana
3月8日 インターナショナル・ウーマンズデイ。なにやら哲学者ニーチェの女性蔑視にあたる記述の朗読から始まり、「ファックユー・フリードリヒ!」といういさましいかけ声と共に始まったこのイベント。私は翌朝にロンドンへ移動するため、演奏終了後に楽器を片付けしだい宿に戻ったので、他のアクトを観ることができませんでした。アフタービデオを観たら、なんかえらいことになってるな〜。でも遠方から足を運んでくれた懐かしい友人たちにWormで再会できて、それはすごく嬉しかったのです。
8th March - Worm in Rotterdam - the Netherlands
Haco / Keren Levi (choreographer) / Joan Dee / Trick Ster / Violet Fall - Event of the International Women's Day - Fuck You Friedrich
(旅日記後編へと、つづく To be continued)
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。
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