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●ノルウェイ電子音響ナイト in Osaka
日時:2月18日
出演:
今西玲子 (箏、エレクトロニクス) 
ソロ
Alexander Rishaug (ラップトップ) 
ソロ
Phonophani (aka. Espen Sommer Eide, Alog - 自作楽器、ラップトップ) 
+ Sigbjørn Apeland (オルガン) デュオ

Haco (ヴォイス, エレクトロニクス) 
 ソロ + 
Phonophani デュオ
全員セッション
会場: 中崎町common cafe(大阪)

●ノルウェイ電子音響ハイブリッド・ナイト - 
Norwegian Electroacoustics Hybrid Night
日時:2月19日


出演:
森本アリ 
(gameboy, sampler) ソロ
Alexander Rishaug (laptop) ソロ
Phonophani (aka. Espen Sommer Eide, Alog: self-made instrments, laptop) 
+ Sigbjørn Apeland (organ) デュオ

Haco (voice, electronics) 
 ソロ + 
Phonophani デュオ
全員セッション
会場:旧グッゲンハイム邸(神戸、塩屋)

* * *

ノルウェイから独創性あふれる電子音楽の開拓者たちがやって来ました。
大阪、神戸の連続二夜ともに大入りで嬉しい驚き。彼らが演奏する斬新な音楽の豊かさに出遭い、お客さんの目も輝いていたのではないでしょうか。おかげさまで大盛況のイベントとなりました。


harmonica.phonophani.jpg   selfmade.instruments.jpg

大阪、common cafeのリハーサル風景。オルガン奏者のSigbjørnと自作楽器を奏でるPhonophani (Espen)。(写真:左)今回、彼の持ち込んだ創作楽器は、ハーモニカ風だったり、バンドネオンの形状だったりしますが、実際に生音もマイクで拾われミックスされます。もちろん、それらはヒューマン・インターフェイスでもあって、空気圧を変換しMIDI信号をコントロールすることによって、パソコン上のサンプリング音を鳴らすことができます。MAX/Mspでプログラミングされ何度も実験を重ねて、あれだけ人間的な表現力のある音色を開発することができたとか。サンプルには、ノルウェイのSP盤の民謡などの声を抽出して特殊加工したものも使っているそうです。どおりでなんとも言えないノスタルジックな、同時にSFチックな情緒を醸しだしているわけだ。(写真:右)
ノルウェイの民俗音楽にはオルガンも欠かせないそうで、Sigbjørnは教会でクラシックな演奏をするほか、フォークミュージックや実験音楽まで幅広い音楽性とテクニックの持ち主であることは、深く納得させられるものだった。

guggenheim.alexander.jpg   reiko.imanishi.commoncafe.jpg   midi.phonophani.jpg

ラップトップ・ソロのAlexander。繊細でセンスの良いライブ音響を組み立てていました。 (写真:左)

箏をクリップでプリペアドしたり、大きな弓で弾いたり、iPodでエフェクト音を重ねたりしながら優美なソロを披露した今西さん。髪型がとてもかわいらしく、素敵でした。(写真:中)

小ぶりな足踏みオルガンに低音を補強する意味で、コンパクトなMIDIコントローラーを設置。Phonophaniのパソコン音源につながっている。見た目がモンドでなんとも格好いい。(写真:右)

写真がなくて残念だけど、Phonophaniとわたしは「Gubijinso (虞美人草)」を世界初演しました。自分の歌&ラップトップ・ソロを一曲やって、続けてPhonophaniが彼のパソコン・システムを鳴らす。わたしは歌とエフェクトで乗っかる。ほとんどぶっつけのデュオでしたが、すごく楽しかった。

最後に短い (15分ほど) の全員セッション。不思議とふわーんとした柔らかいインプロになった。出演者の人格が合わさったようで面白かった。

大阪公演では、JON (犬) さんのオルガンをお借りしたり、K島さんのポータブル・ミキサーを提供していただいたり、いろんな方にご協力いただきました。たいへん感謝いたします。とりわけ手配に回って準備をつくしてくださった音波舎のナカザワさん、ありがとう。どうもお疲れさまでした。


guggenheim.norway.jpg

神戸、旧グッゲンハイム邸にて、リハーサル中の3人。ここの空間はアコースティックな響きを引きだします。


morimotoari.2011.jpg   gameboys.jpg   2organs.jpg

アリさんのゲームボーイ・ソロでスタート。クラシックなミニマルミュージックのように心地の良いエレクトロニクス演奏。ゲームボーイに通じるEspenも感心していました。(写真:左、中)

この会場には、100年前に製造されメンテナンスのために保管されていた貴重なオルガンと、YAMAHAの電動式ビンテージ・オルガンが有りました。Sigbjørnは2台とも演奏に使えて「とてもハッピー」と微笑んでいました。デュオの演奏もひときわ表現力が広がり、よりエモーショナルな素晴らしいものでした。(写真:右)


after.concert.norway.jpg   konnyaku.tenpura.large.jpg

終演後、興味津々のお客さんに取り囲まれ、楽器の説明をするPhonophaniとSigbjørn。大阪公演でもそうでしたが、なかなか観客が立ち去らないのは人気イベントの証だそうな。(写真:左)

これが噂の、山路製めんの名物、こんにゃくの天ぷら。「うまい!」とメンバーにも大好評で、もうやみつきになりそう。(写真:右)
そうそう、大阪、神戸の連日で、茶音女さんが紅茶サービスに来てくださいました。特製ミルクティーには、チョコパウダーで[ノルウェー]の文字が浮かんでいる。スペシャルなメニューで、イベントもいっそう盛りあがるというものです。

沢山ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました!



Phonophaniとのデュオ曲「Gubijinso (虞美人草)」は、神戸公演でもリハーサル時にアレンジを調節して進化しました。キャッチーな反響をいただき、いいライブ・バージョンが出来たんだなと感じました。これに足りず、Phonophaniとわたしは、アルバム「Kreken」の収録に続く、次の遠距離コラボレーションの計画をもう話し合っています。それどころか別れ際には、Sigbjørnからも「共作したいんだけど」とにっこりされました。彼にいただいたハルモニウム・ソロのCD「Glossolalia」も深淵で美しく心に染みいるもので、実現できれば夢のようです。 演奏以外でも、真面目で献身的にツアー・マネージメントをこなしていたAlexanderといい、温かい人柄の創造性あふれるアーティストたちと友だちでいられることは、ほんとうに幸せ。

つくづくそんな思いをかみしめた2日間でした。
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HACO
歌手作曲家、プロデューサー、サウンドアーティストとして精力的に活動中。
元アフターディナー、ホアヒオ、ヴューマスターズ(現音採集観察学会)を主宰。
隔月刊ニュースレター配信中。

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